#15 Wajima, 50km, Mr.Damian and...
4月13・14日@石川県輪島市
全日本競歩輪島大会
日本選手権50km競歩輪島大会
に参加してきました。
14日(日)に行われる日本選手権50km競歩へ向けて場を温めるため(?)、前日の13日(土)は
の各レースが行われます。
そのうち全日本10km競歩にはSNE Athletesから
- 木村 克也(社2)
- 根本 侑実(社4)
が出場しました!
私は50km専門と名乗っていますが、仕事の関係で全然歩けておらず完歩も厳しいということで、全日本10km競歩に出場しました。
【レース結果について】
根本選手は51分00秒で惜しくも9位でした。新年度になって業務量が急に増えたのと、直前に声帯炎を患い、思った通りの練習が積めなかったのが、反省点として挙げられるそうでした。レース後も全く身体に疲労感を感じない…と嘆いていたので、不完全燃焼感の強いレースとなったようです。
根本「スピードや持久系など単一の課題があるという訳ではなくて、全体的に噛み合っていないのが現状です。速いペースを長続きさせることができていない。レース中盤から身体の前傾が強くなり過ぎたり、ロングインターバルをあまりやっていなかったり、多岐に渡る課題を解決する必要があります。
今後の長期的な予定はまだ考え切れていませんが、まずは10kmの馬力を高める必要があると思っています。それが結果的に20kmを速く歩くことに繋がってくると思うので。
ここ最近は現状維持のような状態が続いて、少しもどかしく感じることがあります。しかし、まずは元気に歩けていることに感謝して、少しずつ進んでいこうと思います。」
根本選手は2月の日本選手権20km競歩大会で1時間44分27秒、今回の全日本10km競歩と、復帰してから1年と3ヶ月で調子を上げてきています。愉しみながら競歩を続ける根本選手の歩きには強く惹かれるものがあります。今後も根本選手の応援をどうぞよろしくお願いします。
【日本選手権50km競歩について】
2位 川野将虎(東洋大学) 3時間39分24秒(学生新)
3位 丸尾知司(愛知製鋼) 3時間40分04秒
ということで非常にハイレベルなレースとなりました。丸尾選手が3時間40分台で3位というのは、いかに日本の50km競歩界のレベルが異常かを物語る結果です。
鈴木選手20km競歩で1時間16分台の世界記録、川野選手も20kmでは1時間17分台の自己ベストを持っています。圧倒的なスピードを持っている両選手が50km競歩で本格的に結果を残し始めたことを考えると、今後の50km競歩では持久系の能力に加え、高いスピードを持ち合わせることが急務となってくることが予想されます。今後、日本競歩界はどこまで進んでいくのでしょうか。
【50kmのレース中、筆者は何をしていたかというと…】
機会があり、ポーランドからオープン参加のMr.Damianを給水サポートしておりました。なんとレースが始まるまで会った事すらなく、ファーストミーティングは彼が1km歩いてスペシャルドリンクテーブルにやってきた際というドタバタ劇。
私「Hey, Damian!! I'm Kimura!! I will support your drinking!!」
Damian「Thankl you.」
的な。
給水は無事全て渡すことができ、自己ベストでゴールしてくださいました。ポーランドの代表レベルの選手だそうで、今後の世界大会は彼を積極的に応援していこうと思います。
他にも色々と書きたいことはありますが、今回はここまで。
社会人になっても競歩を続けてきて、試合に出ると本当にたくさんの人に会えて楽しいなと思います。今後も会場で私を見つけたら、積極的に話しかけてください!